9月公演『グスコーブドリの伝記』
◆本公演は東大日本大震災のチャリティー公演となります。
本公演で得た収益の一部は被災地復興のための義援金として被災地へ送られます。
◆ストーリー
グスコーブドリ（ブドリ）はイーハトーヴの森に暮らすきこりの息子として生まれた。冷害による飢饉で両親を失い、妹と生き別れ、子供ながらに養蚕や農業などの仕事を転々とする。しかしどの職も天災によって失われてしまう。その後たどり着いた大都会で、彼はクーボー大博士と出会う。彼はブドリが働きながら苦学し、得た知識の高さを見出し、火山噴火を予知し天災を未然に防ぐ活動を行っている火山局の仕事を彼に紹介する。ブドリはさまざまな経験を積み、有能な技師として成長し、充実した楽しい日々を過ごしていた。だがその頃、またしてもあの恐ろしい寒い気候がイーハトーヴに襲いかかろうとしていた。自分の全てを奪った、あの烈しい寒さが＿＿＿。
◆ご挨拶 「命をかけて」 田中円
はじめまして、またはこんにちは。虹創旅団・座長の田中円です。
この度私達は、宮沢賢治作「グスコーブドリの伝記」を上演することとなりました。
この作品は農業に命を費やした宮沢賢治の自伝的作品とも呼ばれ、天災に振り回される人々を救う為に働く、一人の技師の一生が、伝記として書かれています。
「どんな仕事でもいいんです。とにかくほんたうに役に立つ仕事なら命も何もいりませんから働きたいんです。」
命とは、生きる意味とは何かを、人は考え続けてきました。
東日本大震災で多くの当たり前が失われ、被災地から離れた東京に住む私たちでさえも、信じがたい現実に呆然と立ち尽くしました。人の為に働き、誰かの為に命を犠牲にされた方々もおられました。今なお避難を続けられている方も大勢いらっしゃいます。
この作品は被災地であり宮沢賢治の出生の地でもある岩手をモチーフとして書かれています。
私達は賢治が作中に描いた古き良き日本の原風景と、砂煙る未来都市をスチームパンク風の演出で味付けし、その世界観を横軸に、人を救う為に命をかける一人の男の生き様を縦軸に貫き、命をかけて上演いたします。
私達は舞台に命をかけています。この作品を通して、もう一度私達はその覚悟を問い直せたらと思っています。
皆様にも是非ご覧いただき、何かを感じていただけましたら幸いです。
ご来場を心よりお待ちしております。
◆
原作：宮沢賢治
脚本・演出・プロデュース：田中円
◆Ｃａｓｔ(五十音順)
［虹創旅団］
安達まゆみ
雨雪芹野
清水かずや
照井民
［Guest］
大城希美
木崎大志（劇団祭文庫）
篠崎真知（劇団ガガガ）
◆Ｓｔａｆｆ
［音響］闇月
［楽曲提供］内海治夫（内海音楽企画）
［照明］梶野眞咲
［美術］
佐藤百香
土屋茉穂
照井民
増田弥生
みのちょく
［チラシデザイン］沓澤彩子
［メインヴィジュアルイラスト］稲空
［衣装］雨雪芹野
［メイク・ヘアメイク］
加藤ありさ
吉村幸
［宣伝］松浦里帆
［制作］
安達まゆみ
とろまん（双六堂）
和氣亜衣
［受付飾りつけ］野村梓（ぶんちゃ王国）
［製作協力］双六堂
［企画・製作］虹創旅団
◆料金（全席自由）
※ホームページ・Ｅメールでチケットご予約を受け付けております。
○一般（前売り） ２，５００円
○学割（前売り・予約限定） ２，０００円
※学割チケットをご購入の方は、当日受付にて学生証のご提示をお願いします。
また、学割と華装割の併用はできません。
○一般（当日） ２，７００円
※当日券は毎公演必ずご用意します。開演の30分前から販売しますので受付にてお買い求めください。
☆華装割引あり！
当日スチームパンクの華装で来られた方は、チケット代を５００円キャッシュバックさせて頂きます。
頭の上に大きく飛び出るヘッドドレスや盛った髪型は後ろのお座席の方の観劇に支障が出ますので、観劇中取り外せるヘッドドレスや上には盛らない髪型などのご協力をお願い致します。
◆公演日時
２０１３年９月１９日～９月２３日
９／１９（木）１９：００
９／２０（金）１９：００
９／２１（土）１４：００、１９：００
９／２２（日）１４：００、１９：００
９／２３（月・祝）１３：００、１７：００
※開場は開演の３０分前です。
◆お問い合わせ
Ｔｅｌ：０９０―４７２２―６５３８（田中）
Ｅ－ｍａｉｌ：info@kosoryodan.com
Twitter： @kosoryodan
Facebook：http://www.facebook.com/kosoryodan
◆ 会場
阿佐ヶ谷アルシェ
地図
東京都杉並区阿佐谷南1-36-15 レオビルB1
０３－３３１７－０３２１
JR「阿佐ヶ谷駅」徒歩3分
東京メトロ 丸の内線「南阿佐ヶ谷駅」徒歩10分
